毒草を食べてみた/植松 黎
題:毒草を食べてみた(文春新書)
著者:植松 黎
2000年の本で、当時、平積みで長く売られていた記憶があります。
あまりに『まんま』の題名でどーなの?と思い未読でしたが、今回読了。
読んでみると、有名どころの毒草を一通り纏めてあるし、毒性なども解りよく、文章も読み易いし・・で、なかなかに良い本でしたv売れるのも納得。
ただ題名のように「載っている全ての毒草を著者が食べてみた」わけでは無いのですね。ま、著者が食べたとは題名には無いし、実際に食べちゃった人(食べさせられた
人)の経過などは必ず記載されているので、題名に偽りあり・・・とは云わないでおきましょう。
個人的には、座禅草と印度蛇木が載っていたのが嬉しい
みなさん、知っていますか?座禅草の毒性を・・是非お調べください。
夏の夜に丁度良いだろう恐怖
が得られますよv
でも、みんなに知られると思うと、ちょっと残念でもあるな。複雑だ。
これで、写真がカラーだったら言うことナシなんですけども。
新書じゃ難しいよね。
著者:植松 黎
2000年の本で、当時、平積みで長く売られていた記憶があります。
あまりに『まんま』の題名でどーなの?と思い未読でしたが、今回読了。
読んでみると、有名どころの毒草を一通り纏めてあるし、毒性なども解りよく、文章も読み易いし・・で、なかなかに良い本でしたv売れるのも納得。
ただ題名のように「載っている全ての毒草を著者が食べてみた」わけでは無いのですね。ま、著者が食べたとは題名には無いし、実際に食べちゃった人(食べさせられた

個人的には、座禅草と印度蛇木が載っていたのが嬉しい

みなさん、知っていますか?座禅草の毒性を・・是非お調べください。
夏の夜に丁度良いだろう恐怖

でも、みんなに知られると思うと、ちょっと残念でもあるな。複雑だ。
これで、写真がカラーだったら言うことナシなんですけども。
新書じゃ難しいよね。
花と毒薬
女性は毒が好き。
と、ミステリー研究書などには書かれている事があります。
確かに暴力が必要ではなく自らの手で使用が決められる静かな凶器として、小説で(歴史的にも?)女性が使う事が多いのかもしれません。
下記は、先日の散歩時に見つけた庭木や緑道の花たち
みんな毒入りv
◆夾竹桃(キョウチクトウ)
有名な毒木。何せ花言葉が『注意・危険』
なんて身を表した花言葉・・・。
十字軍時代、フランスの兵隊さんがこの枝で作った
バーベキューの串で中毒になって死んだという話が残って
いますし、中国でも同じく兵隊さんが箸に使って中毒とか。
確かに枝葉に含まれる『オレアンドリン』は致死量は・・・
0.30mg/kg
街路樹に良く使われるのは紅色の物。
紅色は、八重咲きの紅色の桃の花に似た花弁です。
白色物は一重咲きで桃というよりジャスミンぽいかな。
夏の花ですし、白の方が涼しげで好きですが、恐ろしさで
言うなら→紅色の夾竹桃がずらーっと生垣になって揺れている様、少し薄ら寒いような眩暈を生んでくれます。
◆凌霄花(ノウゼンカズラ)
漢字で書くと、一気に横溝や乱歩の世界に出てきそうな
名前になって素敵だな。
個人的に庭があったら植えたい花、№3に入ります。
写真は梅雨時のボンヤリ感になってしまいましたが、
背景が真夏の空ならば、一段と美しく映えてくれます。
花言葉は『名声・女性』だそうで、名声は花の形がラッパ
(ファンファーレの)に似ているからだそうです。
木、葉、花、全てにアレルギーを起こす成分があるらしく、
特に目に入ると危険。毒成分は『ラパコール』
この花と夾竹桃と百日紅(サルスベリ)が咲くと、夏だな~という気がしますね。
◆紫陽花(アジサイ)
紫陽花の葉を食べて中毒になったニュースが何時だった
か流れました。でも、青酸配糖体と言われる毒の成分
や内容はイマイチ分かっていない。
花言葉は『移り気・あなたは冷たい』、日本原産の花。
シーボルトによってヨーロッパに紹介されたのだとか。
その時の学名(先に他の学名があったので採用はされな
かったそうですが)はオタクサ。恋した花柳界の女性、
お滝さん から付けたのでは?と言うお話。恋人の名を
こっそり学名に潜ませて持ち帰るなんて。
ナカナカやりますねぇ、シーボルト
。
身近の毒草や毒花は、思うより沢山あってわくわくびっくりします。
ペットや子供さんには注意させなくてはいけません。
そういえば、毒草を集めた『毒草植物園』がイギリスにあって、そこは監視者付きでないと見学させてくれないそうです。どれだけ危ない植物があるんだろう・・・毒植物園、魅惑的な響きです。
と、ミステリー研究書などには書かれている事があります。
確かに暴力が必要ではなく自らの手で使用が決められる静かな凶器として、小説で(歴史的にも?)女性が使う事が多いのかもしれません。
下記は、先日の散歩時に見つけた庭木や緑道の花たち

みんな毒入りv
◆夾竹桃(キョウチクトウ)


なんて身を表した花言葉・・・。
十字軍時代、フランスの兵隊さんがこの枝で作った
バーベキューの串で中毒になって死んだという話が残って
いますし、中国でも同じく兵隊さんが箸に使って中毒とか。
確かに枝葉に含まれる『オレアンドリン』は致死量は・・・
0.30mg/kg

街路樹に良く使われるのは紅色の物。
紅色は、八重咲きの紅色の桃の花に似た花弁です。
白色物は一重咲きで桃というよりジャスミンぽいかな。
夏の花ですし、白の方が涼しげで好きですが、恐ろしさで
言うなら→紅色の夾竹桃がずらーっと生垣になって揺れている様、少し薄ら寒いような眩暈を生んでくれます。
◆凌霄花(ノウゼンカズラ)

名前になって素敵だな。
個人的に庭があったら植えたい花、№3に入ります。
写真は梅雨時のボンヤリ感になってしまいましたが、
背景が真夏の空ならば、一段と美しく映えてくれます。
花言葉は『名声・女性』だそうで、名声は花の形がラッパ
(ファンファーレの)に似ているからだそうです。
木、葉、花、全てにアレルギーを起こす成分があるらしく、
特に目に入ると危険。毒成分は『ラパコール』
この花と夾竹桃と百日紅(サルスベリ)が咲くと、夏だな~という気がしますね。
◆紫陽花(アジサイ)

か流れました。でも、青酸配糖体と言われる毒の成分
や内容はイマイチ分かっていない。
花言葉は『移り気・あなたは冷たい』、日本原産の花。
シーボルトによってヨーロッパに紹介されたのだとか。
その時の学名(先に他の学名があったので採用はされな
かったそうですが)はオタクサ。恋した花柳界の女性、
お滝さん から付けたのでは?と言うお話。恋人の名を
こっそり学名に潜ませて持ち帰るなんて。
ナカナカやりますねぇ、シーボルト

身近の毒草や毒花は、思うより沢山あって
ペットや子供さんには注意させなくてはいけません。
そういえば、毒草を集めた『毒草植物園』がイギリスにあって、そこは監視者付きでないと見学させてくれないそうです。どれだけ危ない植物があるんだろう・・・毒植物園、魅惑的な響きです。